中国語学習で一番苦労すること、それはリスニングでしょう。
ぼくもリスニングには苦しめられました、というか今も苦しめられています。
今回はリスニングができない人がなぜ聞き取れないのか、聞き取れるようになるにはどうすればいいかについて書きました。
まず最初に確認すべきこと
リスニングが聞き取れない理由は大きく3つに分けられます。
読んでもわからない
意外とこれが原因である人が多いです。
読んでも意味がわからないものが聞いて意味がわかるわけないです。
例えばテレビ番組を見て全然聞き取れなかったとします。
一度巻き戻して、字幕を見て意味がわかるかどうか確認しましょう。
意味がわからなければ、それは単語力や文法の知識が不足しています。
これで意味がわかれば原因は下の2つのどちらかです。
リスニングは読解力、単語力とも密接に関係しています。
早くて頭が追いつかない
早すぎて頭が追いつかず、聞き取れないということもよくある原因です。
これは1つ目とも少し関係しています。
相手が話すスピードと同じスピードで文章を読めれば、頭が追いつかないことはありません。
中国語で文章を読むのが遅い人は速い会話についていけません。
さっきと同じですが、リスニングには読解力が必要です。
聞いた時に音と漢字が結びつかない
これはぼくが一番悩まされたやつです。
声調やピンインを正確に覚えていなかったり、聞く量が少なかったりすると起こります。
日本人は元々漢字を知っているので、読解のときには漢字に頼りすぎてしまっています。
中級の段階では、読解力がリスニング力を大きく超えてしまっていて、読解はできるのに全然聞き取れないという状態になりがちです。
リスニング力をあげるには
読解力を上げる
リスニング力を上げようとする前に、まずは読解力をつけましょう。
具体的にはまず、単語さえ調べれば理解できない文章はないという状態にしないといけません。
わからないものは聞き取れない、です。
その次に、読むスピードを上げましょう。
リスニングは文章を読むときとは違って、読み返すことはできないし、理解に時間がかかったときでも相手は待ってくれません。
相手が話すスピードよりも速いスピードで読めるようになりましょう。
単語力を上げる
単語力を上げましょう。
単語を覚える際には声調、ピンインを完璧に覚えていないとダメです。
読解だと最悪発音できなくても読むことはできますが、リスニングではダメです。
意味、声調、ピンインを正確に覚えている単語を増やしましょう。
また、知っている単語を増やしましょう。
例えば小学3年生は日本語ペラペラですが、環境問題について話してみたらどうなるでしょうか。
物知りな子ならわかるかもしれませんが、普通の子ならわからないはずです。
それは、小学3年生にとっては知らない単語、難しい単語がたくさん出てくるからです。
リスニング力を上げるには単語力もあげないといけません。
ひたすら聞く
単語力、読解力を上げるのは大事ですが、並行してひたすら中国語を聞きましょう。
ひたすら聞いていると、聞いたときに音と漢字が結びつかないということが減っていきます。
聞くときの注意点ですが、前から訳していきましょう。
「我去學校上課」なら
「私、いく、学校に、授業を受ける」という感じです。
1つの文章を最後まで聞いてから訳すのはダメです。
この場合なら、「私は学校に行って授業を受ける」と訳してはいけないということです。
そうしていると、実際の会話ではスピードについていけません。
まとめ
リスニングを上達させるのは難しいです。
ぼくも、リスニングに関してはまだまだです。
なかなか上達せずイライラするかもしれませんが、忍耐強く続けましょう。いつか絶対聞き取れるようになります。
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